出会い系内容の要約
80年代は国産車も性能やスピードがいまひとつで、だからこそ″走り屋″の若者達が、改造によって少しでも好みに近づけようとした。でも90年代以降、国産車は完璧に近い状態になった。
ヘタにいじるより、そのまま乗るに限る。それが、メカ好きで改造好きな男性の、クルマヘの興味を削いだのではないか、との考え方だ。
最近でこそ、電気自動車(EV)やハイブリッドカー(HV)など新たな分野のクルマも登場しているが、それとて極端に言えば、アナログテレビがデジタルになった、くらいの変化。買い手にとって、街頭テレビや白黒テレビが登場したときほどのインパクトはない。
酒も同じだろう。発泡酒やカロリーオフのビールなど新商品は枚挙にいとまがないが、洋酒や瓶ビールが高級品だった昭和の時代とは違う。
「いつでも買える身近なモノ」ですでに完成形だからこそ、若者も「こんなもんか」と思ってしまい、次への期待や憧れがないのだ。草食系は見栄で消費しないただ、よく言われるように草食系男子が「無気力」なのかといえば、そうではない。
彼らは彼らなりの、関心事がある。既述のファッションやメンズコスメ以外にも、たとえばインテリアや雑貨、ゲーム、パソコン、アロマなど"。
300円ショップでも買える甘い香りの柔軟剤「ダウニー」(P&GUSA)は、取材した草食系の3割以上が「持っている」「使ったことがある」と答えた。また、ゆっくり半身浴をしながらポータブルゲーム(ニンテンドーDSなど)を楽しもうと、ゲーム機の水濡れを防ぐ「ジップロック(A化成ホームプロダクツのジッパー付ビニール袋)」や半身浴用の枕、バスルーム用のアロマや音響機器など、細々した商品を積極的に買う様子も見てとれた。
クルマにだって、まったく興味がないわけではない。ただ、100万円以上の大金をはたいてクルマを買うかといえば、それは違う。
ビームスの販売促進室・K田英治氏も言う。「1台10万円程度のデザイン性の高い自転車なら、身の丈にも合うし、単品としてインパクトもあるから『買ってみよう』となる。
でも彼らは、ムリなローンを組んでまで自己表現しようとはしない」と。これを「小さくまとまりやがって」と見る向きもある。
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